ミニチュアシュナウザーで9kgは太りすぎ?「個体差」と「肥満」を見分ける3つのチェック

ミニチュアシュナウザーの平均体重は一般的に6〜8kg前後と言われています。そのため、愛犬の体重が「9kg」に達すると、「うちの子、太りすぎかも……」と不安になる飼い主さんは少なくありません。

しかし、結論から言うと**「9kg=太りすぎ」とは限りません。**

ミニシュナは個体差が非常に大きい犬種です。この記事では、数字に惑わされずに「その子にとっての適正体型」を見極めるための具体的な判断基準をまとめました。

1. 「9kg」が自然なケース:家系のサイズをチェック

まず知っておきたいのは、ミニチュアシュナウザーのルーツです。彼らはもともと一回り大きい「スタンダード・シュナウザー」を小型化した歴史があり、その血統のなごりで、親や祖父母に体格の良い子が混ざっていることがよくあります。

  • 親・祖父ラインの影響: 両親やその前の代にガッシリした「デカシュナ」がいれば、骨格そのものが大きく育つのは自然なことです。
  • 骨格が大きい子の特徴: 手足が太く、胸板が厚い。このタイプの子は、適正体型であっても9kg〜10kgを超えることがあります。

つまり、9kgという数字だけを見てダイエットをさせる前に、まずは「骨格に見合った体重なのか」を見極める必要があります。

2. 体重計より確実!「太っている」の判断目安

数字よりも頼りになるのが、実際に体に触れた時の感触です。以下の3つのチェックを行ってみてください。

① 背中とあばらを触ってみる

犬を立たせた状態で、背中から腰、そして脇腹(あばら)を優しくなでてみてください。

  • OK: 薄い皮下脂肪の下に、ゴツゴツとした背骨やあばらの感触が指先に伝わる。
  • 注意: かなり強く押さないと骨に当たらない。あるいは、どこを触っても「ぷにぷに」としていて骨の感触がまったくない。

目安は**「自分の手の甲」**をなぞった時の感触です。あばらが手の甲のように感じられれば理想的。もし「手のひら」のように柔らかいだけなら、脂肪が厚すぎるサインです。

② 上から見た「くびれ」を確認する

愛犬を真上から見下ろしてみてください。

  • OK: 肋骨の後ろあたりから、腰にかけて緩やかに細くなっている「くびれ」がある。
  • 注意: 上から見ると「長方形」や「樽(たる)」のような形をしていて、どこが腰かわからない。

③ お腹のラインを横から見る

横から愛犬の立ち姿を観察します。

  • OK: 胸から後ろ足の付け根にかけて、お腹のラインが斜め上にシュッと上がっている。
  • 注意: お腹のラインが地面と平行、あるいは下がって膨らんでいる。

3. 【深掘り】9kgという数字だけで判断してはいけない理由

検索で「ミニチュアシュナウザー 9kg」と調べると、多くのサイトで「太りすぎ」と出てくるかもしれません。しかし、実体験や多くのシュナを見てきた経験から言うと、「9kg=即肥満」ではありません。

シュナウザーは他の小型犬に比べて、個体差(骨格の大きさ)が非常に激しい犬種だからです。

体高(足の長さ)による違い

ミニチュアシュナウザーには、足が短めでコンパクトなタイプと、骨格がしっかりして背が高いタイプがいます。

  • 小柄な子:7kgでも脂肪がついていれば「肥満」
  • 大柄な子:9kgあっても、骨格に見合っていれば「適正(または筋肉質)」 「骨がしっかりあるし、くびれもある」というのであれば、それは太りすぎではなく、**「立派な体格の持ち主」**という個性です。

シュナ特有の「脂質代謝」の問題

もし、チェックしてみて「やっぱり太り気味かも…」と感じた場合、シュナウザー特有の体質に注意が必要です。 ミニチュアシュナウザーは遺伝的に**高脂血症(血中の脂肪分が高くなる状態)**になりやすい家系が多く、肥満は万病の元になります。

「単なるダイエット」ではなく、「将来の病気予防」として食事管理を考えることが、シュナと長く一緒に過ごすための秘訣です。

まとめ:数字よりも「触れ合い」で判断を

ミニチュアシュナウザーの9kgは、決して珍しい数字ではありません。大切なのは、平均値と比較することではなく、その子の「骨」と「くびれ」を定期的にチェックしてあげることです。

もし「骨が全く触れない」という目安に当てはまってしまったら、今日からおやつの量を少し調節したり、お散歩で歩く時間を少し増やしたりすることから始めてみましょう。

その子に合ったベストな体型を見つけてあげることで、足腰への負担を減らし、元気に長く一緒に過ごせるようになります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました