お気に入りの一足を「内側が破れただけで捨てる」のは、大人の男性として実にもったいない選択です。特に中年の男性が履く上質なスニーカーこそ、メンテナンスをして清潔感を保ちたいもの。
ここでは、不器用な方でも失敗しない、最も確実なセルフ補修術をステップ別に解説します。
1. 自分で直すなら「貼るだけパッチ」が最適解
かかとの破れを針と糸で縫い合わせるのは、生地が硬いため現実的ではありません。DIY修理で最も仕上がりが綺麗なのは、シールタイプの**「ヒールプロテクター(補修パッチ)」**を利用する方法です。
- 安価で手に入る: Amazonや東急ハンズ、100円ショップなどで「かかと 補修」「履き口 直し」として500円〜1,000円程度で売られています。
- カラーバリエーションが豊富: 白、黒、グレー、ネイビーなど、手持ちのスニーカーの色に合わせれば、貼っていることがほとんど目立ちません。
- クッション性の回復: パッチには厚みがあるものもあり、破れてヘタったかかとのフィット感が復活するメリットもあります。
2. 失敗しない修理の3ステップ
ただ貼るだけでは、歩いているうちに剥がれてしまいます。長持ちさせるためのコツがこちらです。
- 下準備(重要): 破れた部分から飛び出している糸くずやスポンジの破片をハサミでカットします。その後、除菌シートなどで汚れや脂分を拭き取り、しっかり乾燥させてください。
- 位置決め: パッチを貼る前に、かかとの形に合わせて仮当てします。大きすぎる場合は、スニーカーの履き口のラインに合わせてハサミでカットしておきましょう。
- 圧着: 粘着面の剥離紙を剥がし、中心から外側に向かって空気を押し出すように強く貼り付けます。貼り終えたら、スニーカーを履いて自分の体重で踏み締めるのが、一番強力に密着させるコツです。
3. なぜかかとの内側だけが破れるのか
修理が終わったら、再発を防ぐために原因も知っておきましょう。
- 靴ベラを使わずに履いている: 足を無理やりねじ込むと、かかと内側に強い摩擦が起きます。外出先でも靴ベラ(シューホーン)を使う習慣をつけるだけで、寿命は一気に伸びます。
- 紐を締めたまま脱ぎ履きしている: ズボラに脱ぎ履きを繰り返すと、常に生地が擦れます。面倒でも紐を解く、あるいは「伸びる靴紐」に交換して摩擦を減らす工夫も有効です。
まとめ:セルフ修理で「お気に入りの一足」を救う
スニーカーのかかと内側の修理は、専用パッチさえあれば自分で行うのは決して難しくありません。
「もう寿命かな」と諦める前に、たった数百円のパッチで補修してみてください。見た目の清潔感が戻るだけでなく、足へのフィット感も良くなり、また一歩、愛着を持って歩き出せるはずです。

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