「中古のノートパソコンを安く手に入れたい」と探すと、メルカリやAmazon、オークションサイトで驚くほど低価格なものが見つかります。
しかし、個人間取引や正体不明の販売元から購入する場合、単なる「故障」以上の致命的なリスクが隠れていることが少なくありません。最悪の場合、個人情報が流出したり、法的なトラブルに巻き込まれたりする恐れもあります。
中古PC選びで絶対にチェックすべき項目と、避けるべき「地雷」の正体を詳しく解説します。
1. 「Microsoft Office付き」に潜む海賊版のリスク
中古PCの出品で「Office 2021インストール済み」と格安で販売されているものは、特に注意が必要です。
- 海賊版の可能性: 本来、数万円するOfficeが数千円の差額で付いてくることはありません。これらは「ボリュームライセンス」の不正転売や、海賊版であるケースがほとんどです。
- 突然使えなくなる: 購入直後は使えても、数ヶ月後にライセンス認証が解除され、二度と使えなくなるトラブルが多発しています。
- アカウント停止のリスク: 不正なライセンスと知りながら使い続けると、自身のMicrosoftアカウント自体が凍結される恐れもあります。
「Office付き」の安すぎる中古には手を出さず、必要なら正規のサブスクリプション(Microsoft 365)を検討するのが一番安全です。
2. ウイルス・スパイウェア混入の危険性
個人出品や信頼性の低い業者の場合、出荷時の「初期化」が不十分、あるいは意図的に悪意あるソフトが仕込まれているリスクがあります。
- バックドアの設置: 外見は綺麗でも、内部にキーロガー(入力内容を記録するソフト)などが仕込まれていれば、クレジットカード情報やログインパスワードが丸見えになります。
- OSの不正改造: 「Windows 11非対応機種なのにインストールされている」といったケースも要注意です。システムが不安定なだけでなく、セキュリティ更新が受けられないため、常にウイルス感染の脅威にさらされます。
3. 「Amazon・メルカリ」での怪しい販売元の見分け方
プラットフォームを問わず、以下の特徴に当てはまる販売元は避けるべきです。
- Amazon: 販売元が「Amazon.co.jp」ではなく、海外の聞いたこともない会社名で、住所が不透明な場合。
- メルカリ・ヤフオク: 評価数が極端に少ない、または短期間に同じような格安PCを大量に出品している個人。
- スペックの誇大広告: 「爆速Core i7!」と書いてあっても、実は10年以上前の古い世代(第2〜3世代など)である場合。今のソフトを動かすには力不足で、結局使い物になりません。
4. 失敗を防ぐための唯一の判断基準
中古PCを購入するなら、**「再生パソコン(リフレッシュPC)の専門業者」**を選ぶことを強くおすすめします。
専門業者の場合、以下の3点が保証されていることが多いためです。
- データ消去とOSの正規インストール: ウイルスの心配がないクリーンな状態で届く。
- 独自の保証期間: 万が一の故障時に返品や修理の対応が受けられる。
- バッテリー・外装の検品: 消耗品の劣化具合が明記されている。
まとめ:安さの代償に「安全性」を捨てない
中古ノートパソコン選びにおいて、最も重要な注意点は**「出所が不明なソフトやOSを信用しないこと」**です。
メルカリやAmazonの個人出品者は一見安く見えますが、セキュリティリスクやライセンス違反の代償は高くつきます。
「勉強のために1台ほしい」「安く済ませたい」という時こそ、目先の安さに惑わされず、信頼できる中古専門ショップから、正規のOSが入った1台を選ぶようにしてください。

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